2015年10月10日土曜日

コンピュータ言語

1970年代後半頃から現れたワンボードマイコンというコンピュータで使われていたのは、機械語と呼ばれる16進数を入力してプログラムを作っていました。
この方法では、ニーモニックと呼ばれる少し人の言語に近い形の記号を紙に記述してそのニーモニックを16進数に変換する方法(ハンドアセンブル)でプログラムを作っていました。

それからしばらくすると、パーソナルコンピュータ(PC)が登場するとともにBASICという言語が搭載されたマシンが登場しました。
BASICは機械語に比べると片言英語のようでかなり人の言語に近づいたものでした。
ただ、BASICにはスコープ(変数の参照範囲)や構造化の概念がない言語であったため大きいプログラムを作るには不向きな言語でした。

8Bitパソコン時代も後半になってくると、OS(OS-9やCP/M)がフロッピーディスクで供給されるようになり、BASICインタープリタでのプログラムからC言語等のコンパイラが使える環境が整ってきました。

16Bitパソコンが広まりだしたころ(1983年ごろ)MS-DOSが一般的にも使えるようになりさらにコンパイラによる開発が進み始めました。
C言語での開発はいろんな意味で、開発スピードがあがる環境を与えてくれました。
それは、分割コンパイルにより複数人数出の開発が容易になった点や変数名のバッティングがしにくくなった点、データの構造化などの概念が取り入れられました。

さらに、このところはオブジェクト指向言語としてC++やJavaが使われるようになりプログラムのインターフェイスやフローが抽象化され小難しいアルゴリズムを知らなくても実装が行えるようになってきています。

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