2014年11月22日土曜日

PC今昔物語 その5

昔PCが出始めのころは開発言語はもっぱらBASICとアセンブラでした。
これはまだOSというものが一般的ではなく簡単にプログラムが作成でき、作成したプログラムをすぐに実行したりデバッグが可能でした。
これはBASICが通常インタープリタで実行されているからでBASICインタープリタ中でプログラムをエディットすることが可能でした。
その後、CP/MやMS-DOSといったOSの登場とともにプログラムを作成するためにエディタというテキストファイルを編集するソフトウエアでソースファイルを記述してコンパイルというアセンブラへの変換プログラムを通すことで実行可能なプログラムファイルが作成されるようになってきました。

初期のプログラミング言語はBASICやFORTRANに代表されるように、変数名をどこからでも参照できるため複数人数でプログラムを作成した場合に変数のバッティング(同じ変数名で意味が異なるものできてしまう事)がおきたりすることで困難がありました。

その後、C言語に代表される構造化プログラミング言語の登場により複数人数で開発しても変数バッティングの少ない(それでもまだ起きる)環境になりました。
構造化プログラミング言語では、変数の参照範囲がスコープと呼ばれる参照ルールにより明確化されました。

最近のプログラムは、構造化言語からさらに進みオブジェクト指向言語と呼ばれるカプセル化したプログラミングとなりさらにバッティングすることは少なくなっています。

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